
文化財の発掘調査を行いました
先日、地鎮祭を行ったN様邸にて、埋蔵文化財の試掘調査が行われました。
国の指定文化財の保護地区エリアに含まれる土地にて住宅の建築等を行う場合、着工前に教育委員会の方に立ち会っていただいて文化財等が埋蔵されていないか調査を受けなければいけないのです。
もっとおおまかに言うと、建築の着工前に、建物の配置部分の一部を掘って、目視して確認してもらう作業です。
文化財等が出てこなければ、そのまま着工可能!発掘された場合は、工事を少しの間中断してもっと詳細な調査が入ります…。
小山市や下野市ではこの指定エリアに当たる部分があり、今までも何度かその調査を行いました。弊社のショールームのある城南地区でもあります。
市のホームページでもそのエリアを確認することができます。もしかしたら、知らないだけで自分の家が実はそのエリアだった、なんてことがあるかもしれません。
今回は、その調査の様子をご報告いたします!
まずは、配置予定の一部を掘削。向こうに写っているのは市の教育委員会の方です。きびしいまなざしで工事を見ています。
指定された掘削部分を掘り終わったら、いよいよ文化財等の確認。
これは、その一部。工事予定の基礎の深さよりもひとまわり深く掘削し、何か出てこないか確認。
立会いの方が、じっと見たり深さを測ったりしていました。
今までのオーナー様の建築工事でも、何件か文化財の指定エリアに該当されている方がいらっしゃったため立ち会ったことがありますが、一度も出てきたことはなく、今回もおそらく大丈夫だろうと思っていました。
でも油断は禁物で、その話を工務部一ノ瀬にした際に、
『何年も前に担当した現場で出てきちゃって、工事が止まったことがある』
と言っていました(・_・;)
調査が終了し、教育委員会の方からは、
『出てこなかったためおそらくこのまま着工して大丈夫でしょう。後程正式回答を出します。』
とのことでした。お客様にもその旨をご報告し、一安心です!
特に問題なければ、無事着工し、お客様の思いのたくさんつまったお家が建ちます。
今回はその第一歩でした!